医学研究 2022.03.30
第21回日本再生医療学会総会にて、東京ミッドタウン皮膚科形成外科Noage(ノアージュ)院長 上島朋子医師が発表しました
当社が運営支援を行う東京ミッドタウン皮膚科形成外科Noage(ノアージュ)院長 上島朋子医師は、2022年3月18日(金)に第21回 日本再生医療学会総会にて「自家皮膚マイクログラフトと乳歯歯髄幹細胞培養上清液を用いた毛髪再生治療の臨床経過と効果判定の指標」の発表を行いました。
本研究では、男性型脱毛症(Male Pattern Hair Loss/MPHL)と診断された男性33名※1を薄毛の進行度を表す「NH(Norwood Hamilton)分類」に分けて、2種類の毛髪再生治療と自家皮膚マイクログラフト(Rigenera)および、乳歯歯髄幹細胞培養上清液(SHED-CM)を頭皮内に注入し6カ月間の経過観察を実施。
治療の詳細な指標であるトリコスコピー6因子からレーダーグラフを作成し検証したところ、下記の結果が示されました。
- ・男性型脱毛症(MPHL)において、治療効果の測定を視覚化する評価ツールとしてトリコスコピー6因子レーダーグラフの活用が有効である
- ・SHED-CM単独投与群、Rigenera+SHED-CM併用投与群の治療効果の比較から、薄毛が進行していないNH-Ⅱ、Ⅲの分類ではSHED-CM単独投与で、やや進行しているNH-IV、Vの分類ではRigenera+SHED-CM併用投与において薄毛の改善が優位に見られた
※1 男性33名: SHED-CM×6回投与群 14名(平均55.3歳) | Rigenera+SHED-CM×3回投与群 19名(平均49.3歳)
【講演概要】
会 名 称 第21回 日本再生医療学会総会
日 時 2022年3月18日(金)
演 題 「自家皮膚マイクログラフトと乳歯歯髄幹細胞培養上清液を用いた毛髪再生治療の臨床経過と効果判定の指標」
演 者 上島朋子院長(東京ミッドタウン皮膚科形成外科Noage)