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医学研究 2018.11.07

日本女性医学学会にて、エクオールに関する研究が発表されました


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産婦人科専門医・吉形玲美医師と、医療法人社団進興会 せんだい総合健診クリニック(院長 石垣洋子医師)で実施しているエクオール産生能(※1)と腸内環境および食習慣ならびに生活習慣関連因子の関係についての研究が、2018年11月3日-4日に岐阜市で行われた『日本女性医学学会』にて発表されました。

本研究は、せんだい総合健診クリニックの協力のもと、尿中のエクオール量(エクオール産生能)と腸内環境検査および食習慣調査を実施。その結果、下記のような結果が示されました(被験者58名)。

  • 1. エクオール産生菌そのものはほとんどの人が保有している(97%)が、エクオールを実際に産生できる人は少ない(22%)。
  • 2. エクオール産生能がある人は腸内細菌の多様性(※2)において高い傾向が見られる。
  • 3. 腸内細菌の多様性には、バランスの良い食習慣や健康的な生活習慣が影響している。腸内細菌の多様性が高い人は、根菜類、キノコ類、大豆、魚、肉、和菓子の摂取が多い傾向と、適切な便通頻度が見られた。

※1 体内でエクオールを作る力のこと
※2 腸内環境を形成するうえで、性質の異なる様々な種類の腸内細菌が存在していること


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