リゾートトラストグループのビジネスモデル

アドバンスト・メディカル・ケアを含むリゾートトラストグループ（以下、RTG）は、1973年に会員制ホテル事業からスタートし、お客様のご要望に応じた事業を展開してきました。

事業領域はホテルレストラン、ゴルフ、メディカル、シニアライフなど多岐にわたります。会員数は約19万（2023年11月時点）を数え、日本でも有数の総合リゾート企業グループです。1994年にメディカル事業、2006年にシニアライフ事業に参入しました。

リゾートトラストと聞くと、「会員制ホテルの会社」というのが一般的なイメージかもしれません。なぜ「ホテルの会社」が、医療・介護事業を展開しているのでしょうか？

ホテル会員様のご要望から、健康や医療に関するニーズを見出したためです。

30代では、ホテル会員としてご家族で余暇を楽しまれていたお客様も、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、仕事で立場が変わる、お子さまが独立するなど、生活が変わっていきます。関心やニーズも、ファミリーレジャーから、充実した趣味や余暇、そして健康・医療・介護へとシフトしていきます。

医療・介護分野への参入は、こうしたライフステージの変化や、お客様の高齢化による健康・医療・介護の需要など、変化するニーズにお応えしてのことです。人生のあらゆる段階で、お客様をお支えする。これを表現する言葉がRTGのグループアイデンティティである「ご一緒します　いい人生」というわけです。RTGの事業領域は「お客様の人生そのもの」と言い換えることができるでしょう。

「お客様の生涯をお支えする」RTGのビジネスモデルは、他に類を見ず、非常に独自性が高いと社会的にも評価されています。このRTGのビジネスにおいて、私たちの医療・介護事業は、非常に重要な役割を果たしています。お客様の「末永い健康」なくして「いい人生」は実現できないからです。

例えば、私たちは、非常に早い段階から「予防医療」に取り組んできました。企業の社長など、重職に就いているお客様が病気で倒れたら、ご自身、社員、ご家族に様々な影響が及んでしまいます。「病気を治す医療」から「病気にならない医療」、すなわち、「予防医療」が重要になるためです。

たとえば、東京ミッドタウンクリニックでは、脳の健康を測定するプログラム “M Vision health”を実施しています。加齢に伴う脳の変化を早期から分析し、お客様に脳の健康維持・改善方法を提案するものです。

また、メディカル事業をバックボーンとした化粧品・サプリメントや婦人科学研究に基づくフェムケアアイテムなど、忙しい皆さまの健康を支えるプロダクトの開発や販売を行っています。深刻な症状になってから治療を開始するのではなく、高品質のサプリメントで日頃から予防してほしい。こういった発想から、サプリメントや化粧品事業にも積極的に取り組んでいるのです。

※メッセージ内容は、2022年8月時点のものです